次元堂

思い込みで数学してます

素数の種の話(新春対談風)

司会:2020年、「次元堂」を始めてから5年の歳月が過ぎました。
記事の数は本件が50本目となります。
今日は、次元堂の研究員P氏とM氏に記事のネタ元や、裏話、今後の展望などを伺ってみたいと思います。

司会:あけましておめでとうございます。
P氏、M氏:おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

司会:昨年は「宇宙の話」、「オープンウォータの話」、「UMIさんの縦読みの話」など素数から少し間をとったように感じましたが、どのようなお考えがあったのでしょうか。

M氏:オープンウォータは私の趣味です。2018年は姫路OWS大会が台風で中止だったので鬱憤がたまっていました。できることは2017年大会の結果を眺めることだけでした。
オープンウォータースイミングと統計 - 次元堂
P氏:そこで、あの空白のタイムを見つけたのでしたね。その時は彼は結構興奮してましたよ。「選手気質を統計で証明する」とかいって。
M氏:なかなかいい出来だと思ったのですがね。何か問題でも。
P氏:2019年大会は開催されたのでしょ。統計処理してみたのですか?
M氏:してません。今年はコースが変わったり、ゴールの方法が変わったりで、タイムを読むことがみんなできなかったのではと思いますが・・・。

司会:「UMIさんの縦読みを深読み」しようと考えられたのはどなたですか。
”縦読み”を”深読み” Part 1 - 次元堂
M氏:私です。UMIさんがパスカルの三角形を縦に並べてくださいました。これで各要素を表計算ソフトで処理できるようになりました。
P氏:縦読みマトリックスを除数2で処理したときのパターンが「シェルピンスキーのギャスケット」であることは最初から分かっていたのですか?
M氏:知らなかった。同じパターンが大きさを変えて現れることからフラクタルであることはすぐにわかりました。フラクタルであればフラクタル次元を計算できると思い、Wikipediaを見てみました。
P氏:その中にシェルピンスキーのギャスケットがパスカルの三角形から求められると書いてあったのですね。
M氏:そうなんです。焦りました。
P氏:シェルピンスキーのギャスケットは名前は知らなくても図は有名ですからね。
M氏:除数2以外の場合についてもよく知られているのかと思いましたよ。それでもう少し調べてみました。
P氏:どうでしたか。
M氏:見つけられませんでした。ほっとしました。

”縦読み”Part 6の因数分解 は量子コンピュータ的アルゴリズムか? - 次元堂
司会:この記事を書かれたのはどなたですか。
P氏:私です。Mさんは統計とかフラクタルとか、感覚的、視覚的な研究が多いようです。中でも縦読みマトリックスの除数210のあまりの分布から210を因数分解してしまうという発想には驚かされました。
M氏:いつもは厳密さが足りないと怒られてますけどね。
P氏:量子コンピュータという謎の機械は因数分解が得意らしいのです。答えが一つに決まらないものが得意らしい。
M氏:縦読みマトリックスによる因数分解というのが量子コンピュータ的だというのですね。厳密ではないから。
P氏:怒らないでください。ほめているのですから。

司会:「宇宙の話」も書かれてます。個人的には宇宙の話しは好きでした。
時空:時間は常に進む⇔空間は常に進む - 次元堂
P氏:あれは私の記事ではありません。
M氏:見切り発車でやってしまいました。時間は一方向に進んでいるのだから、空間も一方向に進んでいてもいいのではないかと考えて書き始めたのですが。
P氏:その考えで行くとタイムマシーンは作れないですよね。それじゃみんな納得しませんよ。ドラえもんも成立しなくなちゃう。

司会:話は尽きませんが、今年の計画などをお話しいただけないでしょうか。
M氏:今年はおとなしくしています。
P氏:オープンウォータもやめるのですか?
M氏:それに専念するという意味です。
P氏:私は「素数の種」について深堀してみようと思っています。
素数鳥瞰図 - 次元堂
素数の種,芽,花,世代は進む - 次元堂
素数が先にあったのではない。空間を埋め尽くそうとした結果が素数なのだ - 次元堂
M氏:今年も深堀ですか。
P氏:去年の深堀はあなたでしょ。素数(波)はすべての整数を埋め尽くすために配置されています。波ですから「うなり」のパターンが現れます。「素数の種」とはこのパターンと同義語です。
司会:内容について少しヒントをいただけませんか。
P氏:世代の中心から±2,±4,±8,±16・・・の位置は素数の種です。なぜこのようになるのでしょうか。
M氏:なぜなるのですか。
P氏:それがヒントです。

司会:Pさん、Mさん 今日はありがとうございました。興味深い記事を期待しています。
P氏、M氏:ありがとうございました。今年も応援よろしくお願いします。