私が「素数」を趣味にしたころのガイドブックとして(黒川重信+小川信也著,「リーマン予想のこれまでとこれから」)がある。
この中の「研究のすすめ」という章に、以下の一文がある。
「・・・数学に親しむコツ・・・数を友達と思うことである。」
「・・・ゼータ関数に親しむ一つの方法・・・『ゼータ惑星』を思い浮かべ、そこを探検していると想像する・・・」
この章は数学を志す若者に向けられたものであるが、私のような老後の趣味に数学を選んだものにとっても道しるべになる。
『探検』
正に数学は探検である。
素数探しの探検に、「素数篩」を探検ツールに臨んだのが6年前。
素数篩は改良され、「素数の種」となった。
3以上の素数をある素数までかけた値に±2,±4,±8,・・・±2^k,を足した値は素数の種である。
±2,±4はある確率で四つ子の素数となる。
この確率は無限に0にはならないことを示した(と思っている)。
「オームの法則」、「カゴメカゴメ」、「リンゴとミカン」などの探検ツールをもちいて、あちらこちらを掘ってきた。
これからも、新たな探検ツールを開発し、新たな世界を掘っていこうと思う。
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