次元堂

思い込みで数学してます

オープンウォータースイミングと統計 終話

四週にわたる「ひめじ家島OWS」のゴールタイムを統計処理も今回で終話をむかえます。
今回は2019大会の紹介をします。
今大会は以前とはコースが変更されています。
ゴールタイムの分布にもその影響が反映されるものと思われます。


事務局から送付された2019大会のコース図を再トレースして掲載します。
(写真がうまく撮れなかったので再トレースしました)

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事務局発表のコース図(再トレース)
2017年のコースは旧コースです。
6番ブイ(2400m)からゴール(約3200m)までのコースが変更になりました。
新コースは岬先端の先の6番ブイの右側を通り海岸線を左手に見ながらゴールまで向かいます。


もう少し正確なコースをgoogle mapで確認してみましょう。

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全コース(航空写真google map)
スタートから2400m地点まではやはり長いです。
ここには海流があり、波があり、目印がない所です。
スタートから800m地点まではまだ周りに人がいます。
しかし、800m地点を過ぎると急に人がいなくなります。
1600m地点の給水ポイントにたどり着くと、そこには人はいます。
しかし、給水ポイントを見逃すと2400m地点まであまり人と会うことはありません。


2400m地点からゴールまでのコースをgoogle mapで確認してみましょう。

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2400m⇒ゴール(航空写真google map)
2400m地点に着くと旧コースでは防波堤と防波堤の隙間を狙って泳ぎだすことになります。
この目標を見つけるのが結構大変だったです。
新コースでは岬先端からの海岸線を左に見ながら泳ぎ進むことになります。
この水路は泳げる幅が30m程度しかないのではないかと思われます。
リュウムゾーン(ゴールタイム55~65分/約100人)の選手がこの中にひしめきあうことになるのではないでしょうか。
旧コースでは意識しなかった闘争心が掻き立てられる可能性もあります。
それによりタイムをあげる人も、ペースを乱され下げる人も出てくるでしょう。
また、海岸線沿いに道路があるので、そこに応援団がいる可能性がありまあす。
旧コースにはなかった観客の目がレースにどのような影響を与えるか予想がつきません。

このうような状況がゴールタイムの分布に影響を与えることになります。
どのような結果が出るか?どのような解釈ができるのか?
数学を趣味としている私の2度美味しいところです。


ひめじ家島OWS2019
良い天気で開催できますように

Fine