次元堂

思い込みで数学してます

なぜ背景放射が観測できるのか? ― 宇宙の姿 ―

背景放射の不思議

背景放射とはビッグバンの40万年後「宇宙の晴れ上がり」により開放された光のことであると説明されている。
しかし、この晴れ上がりは何年間あったのか?
地球上ではいつからいつまでこのイベントを観測することができるのか?
答えは:
   イベントは一瞬だった。
        ⇒背景放射を観測することはビッグバンから40万年後(AB40万年)の一瞬を観測すること
   このイベントは地球ができたときからなくなるまで常に観測できる。
        ⇒一瞬の出来事を常に観測している

なんとも不思議な話である。

不思議に挑戦

この現象の説明に挑んだのがこの一連の記事になる。

前提条件

この現象を考える上での前提条件を確認しておこう。

1. ビッグバンがあった。
2. 宇宙はビッグバンの時点から膨張し続けている。
3. 光速は一定
4. 何者も光速を超えることはできない。
5. 宇宙の膨張速度も例外ではない。

膨張の形

私たちの住む宇宙は三次元である。
しかしこの疑問を考えるには三次元は高すぎる。
下げて一次元で考えることにする。

AB5GY(After Bigbang Five Giga Years)時点の宇宙を描いてみよう。
円の周囲がAB5GYの宇宙である。
円の中心はビッグバンを表している。(点B
円周上の1点に私がいるとする。(点I
円周上で私から最も遠い位置に彼がいるとする。(点H

私は点BからAB5GYかけて点Iにたどり着いたのである。
ここで以下を想定する。
BI=c・AB5GY, ...(1)
ここでcは光速である。
私が光速で膨張したと考えているのではない。
cは時間と距離を変換する変換係数と考えている。
私がAB5G光年の距離に達した時をAB5GYと定義している。
この宇宙を俯瞰する絶対時間があったとしたら、私がAB5G光年の距離に達するに必要な絶対時間は1Yかもしれないし10GYかもしれない。
この絶対時間は宇宙を俯瞰する視点から見た時間であって、宇宙内部の時間(の定義)とは全く無関係である。

また私と彼のAB5GY宇宙円弧に沿った距離は以下を想定する。
IH=c・AB5GY, ...(2)

(1)と(2)が同時に成り立つためには点BとAB5GY宇宙円が同一平面ではありえない。
Bを頂点、AB5GY宇宙円を底面とした円錐形状なら成立する。
これが私が考える宇宙の姿である。一次元宇宙は三次元に膨張している。
三次元宇宙であれば五次元に膨張していることになる。

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宇宙の膨張は平面ではなく円錐状だと考える


次回は―情報の伝達―の予定です。